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クリニックのホームページ制作を「買い切り型」にするメリット・デメリット|サブスク型との比較と注意点

クリニックのホームページ制作を「買い切り型」にするメリット・デメリット|サブスク型との比較と注意点

「ホームページに毎月3万円払っているが、これって払い続ける意味があるのか?」

開業準備に追われる中、あるいはふと通帳の引き落とし履歴を見たときに、そう疑問に感じたことはありませんか?

毎月3万円といえば、年間で36万円。5年で180万円です。もしそのホームページが「リース契約」のような状態で、解約したら手元に何も残らないとしたら……それは経営者として看過できないコストだと感じるのは当然の感覚です。

クリニック経営において、ウェブサイトは今や水道や電気と同じくらい重要な「集患インフラ」です。しかし、その所有形態には大きく分けて「サブスクリプション(月額課金)型」と「買い切り型」の2つがあり、どちらを選ぶかで将来的な資産価値と経営コストが劇的に変わります。

私は長年、患者さんの行動心理に基づいたクリニックサイト制作に携わってきましたが、多くの先生方が「初期費用の安さ」だけでサブスク型を選び、数年後に「自分のものにならない」ことに気づいて後悔されるケースを見てきました。

本記事では、一度の支払いでサイトが自院の資産になる「買い切り型」の真実を、サブスク型との徹底比較を通じて解説します。単なるコスト比較だけでなく、医療法や医療広告ガイドラインを遵守し続けるための運用リスクまで含めた、後悔しない選択のための判断基準をお伝えします。

目次

買い切り型クリニックホームページ制作とは?サブスク型との決定的な違い

この記事のポイント
  • 買い切り型は「持ち家」、サブスク型は「賃貸マンション」である
  • 支払いが完了すれば、サイトの所有権は完全にクリニックのものになる
  • サブスク型は解約するとサイトが消滅するリスクがある

「買い切り型」と「サブスク型(月額制)」の最大の違いは、「所有権がどこにあるか」という点に尽きます。これを不動産に例えると非常に分かりやすくなります。

「買い切り型」は、土地を買って家を建てる「持ち家」です。
最初に建築費用(制作費)がかかりますが、建ててしまえばその家はあなたのものです。ローン(分割払い)が終われば、毎月の支払いは固定資産税や修繕費(ドメイン・サーバー代等の維持費)程度になり、家という「資産」が手元に残ります。

一方、「サブスク型」は「賃貸マンション」です。
入居費用(初期費用)は安いですが、住んでいる限り永遠に家賃(月額管理費)を払い続けなければなりません。そして最大の問題は、「退去(解約)したら、部屋を返さなければならない」ということです。つまり、いくら長年お金を払っても、そのホームページが自分のものになることはありません。

多くの先生方が、初期投資を抑えたい一心でサブスク型を選びますが、「解約したらデータは渡せません」という契約条項に後から気づき、縛り続けられるケースが後を絶ちません。自院の資産としてウェブサイトを育てたいのであれば、構造的に「買い切り型」が有利であることは間違いありません。

どっちがお得?買い切り型とサブスク型の費用・総コスト比較

この記事のポイント
  • 初期費用は買い切り型が高いが、ランニングコストは圧倒的に安い
  • 損益分岐点は概ね「2〜3年」で訪れることが多い
  • 5年、10年スパンで見ると、数百万円単位のコスト差が生まれる

では、実際にコスト面ではどちらが得なのでしょうか。具体的な数字のイメージで比較してみましょう。一般的なクリニックサイトの相場観でシミュレーションします。

【A社:サブスク型(初期費用無料・月額5万円)】
* 初期費用:0円
* 月額費用:50,000円
* 1年目の総額:600,000円
* 3年目の総額:1,800,000円
* 5年目の総額:3,000,000円
* 資産価値:0(解約時消滅)

【B社:買い切り型(制作費100万円・月額管理費0円)】
※ドメイン・サーバー代として年間約2万円の実費は別途必要とします
* 初期費用:1,000,000円
* 月額費用:0円(実費のみ月換算 約1,500円)
* 1年目の総額:1,020,000円
* 3年目の総額:1,060,000円
* 5年目の総額:1,100,000円
* 資産価値:あり(自院所有)

いかがでしょうか。
1年目だけを見れば、サブスク型の方が40万円ほど安く見えます。しかし、2年目が終わる頃にはコストが逆転します。そして5年後には、約190万円もの差がつきます。

クリニック経営は1年や2年で終わるものではありません。10年、20年と続く地域医療の拠点です。長期的な経営効率を考えれば、どちらに軍配が上がるかは明らかです。私が経営支援をする際は、キャッシュフローに問題がない限り、トータルコストが下がる買い切り型を強く推奨しています。

クリニックが買い切り型を選ぶべき3つの大きなメリット

この記事のポイント
  • 【資産化】制作物が自院の財産となり、リニューアル時の引き継ぎも容易
  • 【固定費削減】毎月の販管費を圧縮でき、経営体質が筋肉質になる
  • 【自由度】制作会社の縛りがなく、将来的な業者変更もスムーズ

コストメリット以外にも、買い切り型には経営上の大きな利点があります。

1. 「ウェブ資産」として蓄積される

買い切り型で作られたサイトは、ブログ記事やのお知らせの履歴、そしてGoogleからの評価(SEOのドメインパワー)も含めて、すべて先生の資産になります。将来、デザインだけリニューアルしたい場合でも、過去のデータをそのまま引き継いで活用することができます。

2. 精神的負担の軽減と固定費削減

「今月も管理費が引かれているけど、何も更新してないな……」というストレスから解放されます。浮いた月数万円の予算を、リスティング広告やMEO対策(マップ検索対策)、あるいは院内の設備投資に回すことができます。使えるお金の自由度が増すのです。

3. 「ベンダーロックイン」からの解放

サブスク型の場合、システムがその制作会社独自のCMS(更新ツール)で作られていることが多く、他社への乗り換えが不可能なケースが多々あります。
一方、買い切り型で世界標準の「WordPress」などで構築しておけば、もし制作会社の対応が悪くなったとしても、別の会社に保守や改修を依頼することが容易です。「業者と対等な関係」を維持できる点は、見落とされがちですが非常に重要なメリットです。

契約前に知っておきたい!買い切り型に潜むリスクと回避策

この記事のポイント
  • 「作りっぱなし」で放置されると、セキュリティや集患力が低下する
  • 医療広告ガイドラインの改正時に、自院で対応する必要が出てくる
  • 「スポット修正」に対応してくれるパートナーの確保が不可欠

ここまで買い切り型のメリットを強調してきましたが、専門家として「買い切り型の不都合な真実」も伝えなければなりません。それは、「保守管理(メンテナンス)の責任が自分に移る」ということです。

サブスク型が高いのは、ある意味「保険料」や「管理人代」が含まれているからです。買い切り型で月額費用を払わないということは、何かあったときに誰も自動的には助けてくれないことを意味します。

特に注意すべきは以下の2点です。

1. システムの老朽化とセキュリティリスク
WordPressなどのシステムは定期的なアップデートが必要です。これを数年間放置すると、サイトが乗っ取られたり、表示が崩れたりするリスクがあります。

2. 医療広告ガイドラインへの対応
ここが最も専門性が求められる部分です。厚生労働省の『医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針(医療広告ガイドライン)』は、時代の変化とともに解釈や規制が変わることがあります。
例えば、「以前はOKだった表現が、今の基準ではNG」ということが起こり得ます。買い切り型で制作会社との縁が切れていると、誰もそれを指摘してくれません。知らず知らずのうちにガイドライン違反の状態になり、保健所から指導を受けるリスクがあります。

【回避策】
買い切り型を選ぶ場合でも、「完全に縁を切る」のではなく、「困ったときだけ頼めるスポット修正契約」や、「システム保守のみの安価なプラン(月額数千円程度)」を用意している制作会社を選ぶことが正解です。「作りっぱなし」にするのではなく、「所有権は持ちつつ、専門家とは緩く繋がっておく」のが賢い運用です。

制作会社選びで必ず確認すべき「ドメイン・サーバーの所有権」と「保守」

この記事のポイント
  • ドメインとサーバーの名義が「クリニック」になっているか必ず確認する
  • 契約書に「著作権の譲渡」や「データの引き渡し」が明記されているか見る
  • 制作後の修正費用(単価)が明確な会社を選ぶ

買い切り型制作を謳っていても、実は「名ばかり買い切り」の悪質な業者が存在します。契約前に必ず以下の質問をぶつけてください。

「ドメインとサーバーの契約名義は、私(クリニック)になりますか?」

もしここで、「いえ、管理は弊社で行いますので弊社名義です」と言われたら警戒してください。ドメイン(○○-clinic.comなどの住所)の名義が制作会社にある場合、契約を解除しようとした際に「ドメインは返せません」と人質に取られるトラブルが非常に多いです。

ドメインは長く使えば使うほど検索エンジンの評価が高まる「資産」です。これが手元に残らないのであれば、それは真の意味での買い切り型ではありません。

また、「サーバーのFTP情報(接続権限)を開示してもらえるか」も重要です。これがないと、将来別の会社に修正を依頼することができません。

【チェックポイント】
* ドメイン・サーバーはクリニック名義で契約代行してくれるか?
* 納品時に、サーバーのID・パスワードを渡してくれるか?
* 完成後のテキスト修正や画像差し替えは、1回いくらで対応してくれるか?

【チェックリスト】自院には買い切り型とサブスク型どちらが向いている?

この記事のポイント
  • 資金に余裕があり、長期運営を見据えるなら「買い切り型」
  • とにかく初期費用を抑えたく、短期的な立ち上げを優先するなら「サブスク型」
  • ITリテラシー皆無で、すべて丸投げしたいなら「手厚いサブスク型」

最後に、先生の状況に合わせてどちらを選ぶべきかの判断基準をまとめました。

【買い切り型】が向いている先生

  • [ ] 開業資金やリニューアル予算(100万円前後〜)を用意できる
  • [ ] 3年以上クリニックを経営する予定である(ほぼ全員かと思いますが)
  • [ ] 毎月の固定費を極限まで減らしたい
  • [ ] 「自分のものは自分で管理したい」という意識がある
  • [ ] 将来的に自由にリニューアルや業者変更ができる権利を持っておきたい

【サブスク型】が向いている先生

  • [ ] 開業時のキャッシュフローが厳しく、初期費用を数万円に抑えたい
  • [ ] 2〜3年限定の仮サイトとして運用したい
  • [ ] ITやウェブのことは一切考えたくなく、ドメインの更新手続きすら面倒だ
  • [ ] 割高になってもいいから、電話一本ですべてやってくれる「秘書」のような機能が欲しい

まとめ:資産として残るクリニックホームページを構築するために

この記事のポイント
  • 目先の安さではなく、「5年後の通帳」と「資産価値」で判断する
  • 買い切り型のリスク(保守・ガイドライン)は、適切なパートナー選びでカバーできる
  • ホームページは「消費」するものではなく、育てていく「投資」対象である

ホームページ制作は、決して安い買い物ではありません。だからこそ、「毎月払うのが当たり前」という思考を一度停止し、「これは投資に見合う資産になるのか?」という視点を持っていただきたいのです。

ITに詳しくない先生ほど、「よくわからないから、とりあえず月額で任せよう」となりがちです。しかし、その判断が数年後に「何も手元に残らない」という損失を招くことになります。

医療広告ガイドラインを遵守し、患者さんに正しく情報を伝え、かつクリニックの経営を圧迫しない。そんな「資産となるホームページ」を手に入れるためには、「所有権(ドメイン・サーバー)を自院で持ち」、かつ「医療に詳しく、運用面でも相談できる制作会社」と買い切り契約を結ぶことが、最も安全で賢明な選択です。

先生のクリニックの魅力が、正しく、長く、患者さんに届き続ける基盤ができることを願っています。

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この記事を書いた人

Web事業の「¥売上アップ¥」はお任せください|伴走型×AI爆速×SEO×MEOで加速支援

はじめまして。「Web集客の専門家」のまつP と申します。東京都23区内、5歳児娘子育てを楽しむパパ&料理好きです。

◆実績・強み
✅アフィリエイター歴10年以上
✅1サイトSEOのみで、月300万円実績
✅「エリアワード+業種名」SEO&MEO→1位継続中
✅東証プライム上場企業やスタートアップへ取材経験複数
✅サイト売却M&A実績多数あり

AIと独自ワークフローで、記事生成・SEO/MEO・GBPまで柔軟に対応。Web集客の時間不足・人材不足・仕組み不足を解決します。伴走型で丁寧にサポートしますので、初めての方も安心してご相談ください。

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