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制作会社の「ディレクション費」とは?相場と内訳、見積もりの妥当性を見極めるポイント

制作会社の「ディレクション費」とは?相場と内訳、見積もりの妥当性を見極めるポイント

制作会社からの見積書に並ぶ「ディレクション費」の文字。デザインやコーディングと違い、目に見える成果物がないため『何にお金を払うのか?』と疑問に思うのは当然です。しかし、実はこの費用こそが、あなたのプロジェクトが失敗するか成功するかを分ける最大の鍵を握っています。

普段、私はAIを活用したSEO記事作成やGoogleマップ運用の自動化システムを構築していますが、これらも「誰が、いつ、何を、どのように進めるか」という設計図(ディレクション)がなければ、どれだけ高性能なAIを使っても機能しません。

Web制作も全く同じです。見積書の「ディレクション費」を単なる手数料と捉えるか、プロジェクトを完遂させるための「保険料」と捉えるかで、納品されるサイトの質は劇的に変わります。

今回は、ブラックボックスになりがちなディレクション費の正体と、その妥当性を見極めるためのプロの視点を共有します。

目次

ディレクション費とは?見積書にある「謎の項目」の正体

この記事のポイント
  • 目に見える「デザイン」や「コード」ではなく、「進行」と「品質」を担保する費用
  • クライアントの要望を制作現場の言語に変換する「通訳料」でもある
  • プロジェクト全体の設計図を描く「建築士」の役割

「ディレクション費」という言葉が曖昧さを生んでいますが、これは実質的な「プロジェクトマネジメント費用」です。

家を建てる時を想像してください。大工さん(プログラマー)や内装業者(デザイナー)だけを集めても、設計図を描き、工程を管理する「現場監督(建築士)」がいなければ、あなたの理想通りの家は建ちません。柱が傾いたり、納期に間に合わなかったり、最悪の場合、違法建築になったりするでしょう。

Web制作におけるディレクターの役割は、まさにこの現場監督です。

あなたが抱く「こんなサイトにしたい」「集客を増やしたい」という経営課題や抽象的な要望を、デザイナーやエンジニアが作業可能な「技術的な仕様」に変換する。この高度な翻訳作業と全体設計に対して、費用が発生しているのです。

ディレクション費の相場は「制作費の10%〜30%」が基準

この記事のポイント
  • 一般的な相場は制作費総額の10%〜30%(Web幹事などのデータに基づく)
  • プロジェクトの規模や難易度によって変動する
  • 下限(最低金額)を設定している制作会社も多い

まず、数字の基準を持ちましょう。一般的に、ディレクション費は制作費全体の10%〜30%が相場とされています。

例えば、総額100万円のWebサイト制作であれば、10万円〜30万円程度がディレクション費として計上されます。この幅は、プロジェクトの「不確実性」と「関与度」によって決まります。

テンプレートに流し込むだけの単純なサイトであれば10%程度で済むこともありますが、ECサイトの構築や、社内システムとの連携、あるいは綿密なSEO設計が必要な場合は、30%近く、あるいはそれ以上になることもあります。

もし見積書のディレクション費が50%を超えている場合は、丸投げ体質(仲介手数料が高い)の可能性がありますし、逆に5%以下や極端に安い場合は、進行管理がずさんでプロジェクトが炎上するリスクが高いと言えます。

内訳を公開:Webディレクターは何に対して動いているのか?

この記事のポイント
  • 【要件定義】ゴールの策定、ターゲット設定、サイトマップ作成
  • 【進行管理】スケジュールの作成、進捗確認、トラブル時の調整
  • 【品質管理】デザインチェック、動作検証(デバッグ)、ブラウザ確認
  • 【コミュニケーション】定例会議、チャット対応、議事録作成

「電話やメールをするだけで数十万円?」と不満に思うかもしれませんが、優秀なディレクターは水面下で膨大なタスクをこなしています。

具体的には、あなたのビジネスを理解するためのヒアリングから始まり、「誰に何を伝えるサイトにするか」という要件定義書サイトマップ(構成図)を作成します。これらは、制作の土台となる極めて重要な資料です。

また、制作フェーズに入ってからは、デザイナーやエンジニアからの「この仕様はどうしますか?」という無数の質問の矢面に立ち、あなたの代わりに即座に判断を下したり、判断材料を整理してあなたに提案したりします。

つまり、ディレクション費の内訳とは、あなたの時間を守り、制作スタッフの手を止めないための「調整コスト」と「ドキュメント作成費」の総額なのです。

なぜ重要?ディレクション費をケチることで発生する3つのリスク

この記事のポイント
  • 【手戻りの多発】イメージと違う成果物が上がり、修正コストが膨れ上がる
  • 【納期遅延】ボール(タスク)が誰にあるか不明確になり、公開日が守れない
  • 【品質低下】見た目は良いが、使いにくい・集客できないサイトになる

ここが最もお伝えしたいポイントです。「予算オーバーだから」という理由でディレクション費を削ろうとするのは、最も危険なコストカットです。

ディレクション費を削るということは、進行管理や品質チェックの工数を減らすことを意味します。その結果、何が起こるでしょうか?

  • 1. 無限の手戻り地獄
    具体的な指示書(ワイヤーフレーム等)がないままデザイナーが着手するため、「思っていたのと違う」という修正が何度も発生します。追加修正費を請求され、結果的に当初のディレクション費より高くつくことは珍しくありません。
  • 2. 責任の所在が不明になる
    「誰かがやってくれるだろう」という認識のズレが生じます。「素材はクライアントが出すはず」「コピーは制作会社が書くはず」といったポテンヒットが多発し、納期直前になって大慌てすることになります。
  • 3. 「作って終わり」のサイトになる
    プロのディレクターは「SEO」や「ユーザー体験(UI/UX)」を考慮して設計します。ここを削ると、見た目は綺麗でも「問い合わせボタンが見つけにくい」「スマホで見づらい」といった、ビジネスに貢献しないサイトが出来上がります。

ディレクション費は、こうした「失敗リスク」を回避するための保険料なのです。

制作会社のディレクション費が「高い」と感じた時のチェックポイント

この記事のポイント
  • 提出されるドキュメントの種類を確認する(ワイヤーフレーム、WBS等は出るか?)
  • 会議の頻度やコミュニケーション手段を確認する
  • 「ディレクション」に含まれる作業範囲を明確に質問する

それでも、見積もりが高いと感じる場合は、その金額に見合った働きをしてくれるかを確認しましょう。以下の質問を制作会社に投げかけてみてください。

  • 「この費用には、ワイヤーフレーム(画面設計図)の作成は含まれていますか?」
    → これが含まれていないのに高額な場合は要注意です。
  • 「定例ミーティングの頻度はどれくらいですか?」
    → 月に数回の対面・オンラインMTGが含まれているなら、人件費として妥当性が増します。
  • 「原稿や写真素材の準備はサポートしてくれますか?」
    → 丸投げではなく、ライティングの構成案まで出してくれるなら、そのディレクション費は安いくらいです。

単に「高い」と突き返すのではなく、「この金額でどこまでやってくれるのか」という中身を精査することが、賢い発注者のスタンスです。

注意!「ディレクション費0円」を謳う制作会社に依頼しても大丈夫?

この記事のポイント
  • 制作費の他の項目に上乗せされているだけのケースが多い
  • 徹底的なテンプレート利用で、自由度や戦略性が皆無の可能性がある
  • 「進行管理はクライアント自身が行う」という条件付きの場合がある

「ディレクション費無料!」という甘い言葉には裏があります。ビジネスにおいて、人が動くのにタダということはあり得ません。

考えられるパターンは主に3つです。
1つ目は、デザイン費やコーディング費にこっそり上乗せされているパターン。これは単なる見せ方の問題です。
2つ目は、ガチガチのテンプレートを使い、一切のカスタマイズや相談を受け付けないパターン。これなら確かに管理コストはかかりませんが、競合と差別化する戦略的なサイトは作れません。
3つ目は、「あなたがディレクターをやる」というパターンです。素材の準備、スケジュールの管理、品質チェック、全て発注者が行うなら0円でも可能です。しかし、本業でお忙しいあなたにその時間はありますか?

「ディレクション費0円」は、多くの場合、「戦略・提案・管理の放棄」と同義であると警戒すべきです。

納得のいくディレクション費でプロジェクトを成功させる方法

この記事のポイント
  • ディレクション費を「安心料・成功料」として捉え直す
  • 予算を抑えたいなら「自社で巻き取るタスク」を明確にして交渉する
  • 「何を作るか」ではなく「どう進めるか」を重視してパートナーを選ぶ

最終的に、Web制作プロジェクトの成功は、優秀なディレクターがいるかどうかにかかっています。

もし予算が厳しく、ディレクション費を抑えたいのであれば、単に値引きを要求するのではなく、「御社の工数を減らすために、弊社でこれをやります」と交渉してください。
例えば、「サイトマップと原稿は全て社内で完璧に仕上げて支給する」「修正指示はパワーポイントでまとめて1回で送る」といった具合です。これなら、制作会社もリスクが減るため、費用の調整に応じやすくなります。

しかし、初めての外注であれば、私は適正なディレクション費を払い、プロに導いてもらうことを強くお勧めします。

見積書の金額だけを見るのではなく、その向こう側にいる「プロジェクトを成功に導こうとしている人の稼働」を見てください。その対価を正当に支払う姿勢こそが、制作会社から最高のパフォーマンスを引き出し、結果としてあなたのビジネスを成長させるWebサイトを手に入れる最短ルートです。

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この記事を書いた人

Web事業の「¥売上アップ¥」はお任せください|伴走型×AI爆速×SEO×MEOで加速支援

はじめまして。「Web集客の専門家」のまつP と申します。東京都23区内、5歳児娘子育てを楽しむパパ&料理好きです。

◆実績・強み
✅アフィリエイター歴10年以上
✅1サイトSEOのみで、月300万円実績
✅「エリアワード+業種名」SEO&MEO→1位継続中
✅東証プライム上場企業やスタートアップへ取材経験複数
✅サイト売却M&A実績多数あり

AIと独自ワークフローで、記事生成・SEO/MEO・GBPまで柔軟に対応。Web集客の時間不足・人材不足・仕組み不足を解決します。伴走型で丁寧にサポートしますので、初めての方も安心してご相談ください。

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